
2025.06.21
2025年「開設90周年記念 青果市場フレッシュツアー」
鹿児島市中央卸売市場の開設90周年を記念した青果市場の見学ツアーが開催され、一般消費者のお子様から大人まで約50名の方にご参加いただきました。ツアーはまず、市場の心臓部である卸売場からスタートしました。最初に訪れたのは野菜品売場。普段目にする事の出来ない生の「せり」の迫力あるやり取りに、皆さんすっかり圧倒されているようでした。野菜部の部長による丁寧な説明もあり、市場の活気を肌で感じていただけたのではないでしょうか。
続いて、旬の果物が並ぶ果実品売場へ。ここでは、果実のせりの見学とさくらんぼの試食も行われました。真っ赤な宝石のようなさくらんぼを口にした子どもたちの笑顔はもちろん、大人の方々も「美味しい!」とおっしゃっていました。
次に案内したのはバナナ加工場です。ここでは、まだ青く固い追熟前のバナナを実際に触ったり、香りをかいでみたりする貴重な体験をしていただきました。そして、バナナが甘く美味しくなるために使われる、巨大な追熟用の室(ムロ)も見学。スライド式の大きな扉が跳ね上がる様子には、皆さん驚きの声を上げていました。普段何気なく食べているバナナに、こんな秘密があったとは!と、新たな発見があったようです。場内の見学を終えた後は、事務所へ移動し、改めて青果市場の役割や流通の仕組みについて、スライドを使った座学を行いました。皆さんの食卓に新鮮な青果物が届くまでの市場が担う重要な役割について、理解を深めていただけたことと思います。
早朝からご参加くださった皆様、本当にお疲れ様でした。今回の見学ツアーが、青果市場や「食」への興味を深めるきっかけとなれば幸いです。